市松人形の足に胡粉を塗り重ねています。江戸時代からの人形制作です。
伝統工芸士の市松人形制作です。
桐粉と糊を混ぜて生地抜きをして乾燥させた足の土台に初めの塗り仕事をしています。
刷毛(はけ)を使用して、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせた胡粉を塗り重ねていきます。
滑らかにした土台に塗り重ねていきますが、ハケ目が出ないようにさらにきれいに塗り重ねることがとても難しい仕事です。
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせる分量なども季節やその日の気温により変わりますので、職人の勘も必要です。
技術も時間を必要とするために、伝統の桐塑(とうそ)を使用してつくるお人形は全国的にもとても貴重なものとなっています。
- 投稿日時:2022.9.19 18.17.19 / カテゴリー:人形制作
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