映水BLOG

2022.10.1 / コラム

五月人形は買取ってもらえるの?適切な処分の方法についても説明!

お子様の誕生を祝い、元気に育ってほしいと家族の願いを込めて購入する五月人形。

大切にしてきた五月人形のお役目が終わり、飾らなくなってしまったものの、どこも傷んでいないから買取をしてもらえるのかと気になっていらっしゃるかもしれません。

こちらでは、五月人形は買取をしてもらえるのか、買取をしてもらう場合にはどのようにしたらい良いのか、買取をしてもらえなかった際の適切な処分方法についてもまとめてみました。

五月人形の買取はしてもらえるの?

五月人形は、買取をしてもらえる場合と、買取をしてもらえない、または、買取をしてもらえてもほとんど値段がつかないものとあります。

五月人形は、お子様が生まれた時に強くたくましく育ってほしいという願いを込め、お祝いとして購入し、その五月人形が厄除けのお守りとしての意味を持ち飾られます。

お子様が育たれた際には、五月人形は役目を終え、人形供養等でお焚き上げをすることが一般的です。そのため、人形専門店では通常買取ということはしておりません。

お役目を終えた五月人形は、お祝いとして再度飾られるという需要が少ないため、値段がは付くことはほとんどありません。

ただ、有名作家が特別な工程を経て制作した五月人形は、コレクターに需要があるため、節句人形の本来の意味としてではなく、骨董品としての価値がある場合があります。

五月人形を買い取ってもらうためにはどうすればいいの?

骨董品店で買取査定してもらう

購入してすぐに手放すことはあまりないかもしれませんが、特別な工程を経て作られた人形や、有名な人形師が制作して銘があるようなものは、骨董品店に査定依頼をしてみましょう。思わぬ高値が付く可能性もあります。

まずは電話やインターネットの問い合わせフォームから連絡を入れ、どのような経緯で入手したのかなどを伝え、写真データも送信できるようなら行うと鑑定もスムーズに進むと思われます。

その後、実際に見せてほしいというような連絡があれば、お店に持ち込み、最終的な鑑定額を受け入れるかどうか決め、合意すれば買取成立となります。

フリマアプリやオークションを利用して出品してみる

世の中にはいくつかのフリマアプリがあり、実際に五月人形と検索すると、いくつも出品されているので、便利な方法だと思われます。

大抵は人形の写真をアプリ上に載せ、金額を設定し、それで買い取ってもらえる方からの入札額に納得すれば取引成立です。

ここで注意しないといけないのは、人形はとても繊細なものだということです。
人形を傷付けないように発送をするために梱包を丁寧に行わなければならず、送料も自己負担の場合が多いので、価格設定はそれも見込んで行う必要があるでしょう。

リサイクルショップに持ち込む

リサイクルショップに持ち込む方法もありますが、五月人形は男の子の誕生を祝い贈られるものであるため、そもそもリサイクルショップで購入しようと考える方が少ないようです。

したがって、査定額もあまり期待できないケースが多いです。

買取ができないケースもありますので、一度お問い合わせをしてみてから判断すると良いかもしれません。

少しでも高価買取をしてもらうためにはどうすればよいか

いくら有名な人形師が制作した作品や希少価値の高い作品であったとしても、保存状態が悪ければ高額査定は望めませんので、普段から人形の扱いには注意を払いましょう。

ホコリや汚れが付いたままにしない

長期間保管してあるものだと、ホコリや汚れが付いている場合が多く、そのまま売りに出しても買取価格が下がってしまいます。

売る前には必ず羽ぼうきなどでホコリや汚れを落としましょう。

また、人形に触れる際は皮脂や汗で汚れないように、布手袋等をして作業しましょう。

色褪せに気を付ける

人形を飾る際には、直射日光が当たらない場所に置きましょう。

直射日光が当たると色褪せてしまい、元に戻すことは困難です。

湿気のない場所に保管する

五月人形は、湿気の多いところに保管するとお人形本体や付属品にカビやシミが発生し、劣化する原因となりますので、湿気の少ない場所を選ぶと良いでしょう。

湿気が多いとカビが生えやすくなり、買取金額にも響き、最悪買取不可となってしまいます。

買取不可となってしまった場合

五月人形が状態が悪いなどの理由で買取不可となり、今後保存する予定がなければ、次のいずれかの方法で手放すことがおすすめです。

神社や寺院などで人形供養をする

五月人形を神社や寺院などでお焚き上げをしてもらうという方法です。

お子様を災厄から守ってくれた五月人形に「ありがとう」の気持ちを込めてお別れをしましょう。

人形供養は、お寺にお人形を直接持ち込むほかにも、郵送で依頼できる場合もあります。

お人形本体以外のスチール段やガラスケース等の付属品は受け取ってもらえない場合もありますので、確認をしてから依頼をすると良いでしょう。

ただし、すべての神社や寺院が人形供養祭を開催しているわけではありませんので、事前にインターネット等で調べてから、お問い合わせをするとスムーズです。

自分で人形供養をしてから処分する

五月人形は、自分で人形供養をして、処分するという方法もあります。

自分で人形供養をする場合には、特別な手順などの決まりがあるわけではありませんが、必ず五月人形に「ありがとう」の感謝の気持ちを伝えてお別れをしましょう。

その後は、一般のゴミとして回収してもらうことになりますので、お住まいの地域の各自治体の指示に従って適切に処分してください。

お人形の部品には燃えない部分も多くありますので、可燃ごみとして処分する際には取り外す必要があります。

どうしても気が進まないという方は、寺院や神社で人形供養をするという形が良いでしょう。

購入した人形店に問い合わせる

人形専門店で購入した場合、手放す方法について問い合わせてみると、的確なアドバイスをしてもらえると思います。

人形専門店では、役目を終えた五月人形をお客様の代わりに神社等で人形供養を行うこともありますので、安心して相談することができます。

児童福祉団体などに寄付する

児童福祉施設などでは、子どもたちの端午の節句をお祝いするために、五月人形を引き取っている場合もあります。

また、海外の途上国の支援や日本文化を伝えるために、学校や医療施設に送っている団体もあります。

但し、寄付するということで、比較的良好な状態である必要はあります。

まとめ

五月人形は、お子様の誕生を祝い、健やかな成長を願う厄除けの意味があります。

お子様が無事に育たれ、本来の役目を終えた五月人形は、再度飾る需要は少ないために価値が付くことはほとんどありませんが、特別に希少価値の高い作品はコレクターに人気があるため買い取ってもらえる場合もあります。

人形専門店では、買取はしておりませんので、骨董店やネットオークション等をお考えいただくことが良いでしょう。

買取が難しい場合は、人形供養という形でお役目を終えた五月人形に「ありがとう」の気持ちを込めてお別れをすると良いでしょう。

五月人形の子供大将のお顔は、お子様に似せてつくるオーダーメイドも承っております。

職人が江戸時代から伝わる希少価値の高い桐塑頭(とうそがしら)により丁寧に制作させていただきます。

桐の木の粉や胡粉、膠(にかわ)などの天然素材を使用いたしますので、赤ちゃんにもやさしいお人形です。

お客様の飾る場所に合わせ、大きさやデザイン等、色々な種類を取り揃えております。

オーダーメイドの五月人形のことを詳しく知りたい方は「味岡人形 オーダーメイド五月人形」のページをご覧ください。

伝統工芸士が一つ一つの作品を丁寧に制作する工房です。

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