10号の市松人形ができました。着物選びが楽しみです。
かなり前からからコツコツと続けてきた伝統の市松人形ができあがりました。
桐の木の粉などの天然素材を使用した生地から職人が一つ一つ制作しています。
地塗り、中塗りと胡粉をハケで丁寧に塗り重ねて少しずつ進めてきました。
地塗り中塗りの時点で6回以上塗り重ねています。
そして、一つ一つ小刀を使用し手彫りで表情を表現しています。
きれいな人肌の上塗り胡粉を練り、また何度も何度も塗り重ね、あたたかな市松人形に仕上げていきます。
上塗りが仕上がったら、眉毛、まつ毛などを描き、お化粧もします。
上質な絹毛に糊を付け、植えていきます。
お顔になじんだら、カットしていきます。
胴と合わせて伝統の桐塑市松人形は完成します。
胴や手足も、お顔と同じ桐塑(とうそ)を使用し、胡粉仕上げで制作しています。
大きさは10号です。通常の10号は約38センチですが、こちらのお人形は少しお顔が大きめですので、40センチほどです。
胡粉仕上げのあたたかなお顔は、10年20年と経つとさらに味わいが出てきます。
どんな着物を着せようか迷ってしまうほど着物選びにワクワクしています。
似合うかわいい着物を着せたいと思っています。
- 投稿日時:2020.7.21 17.50.40 / カテゴリー:市松人形
- https://ajioka.net/blog/ichimatsu/18947
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