古い日本人形の修理もできる工房です。
工房では、江戸時代からの伝統技術を守り、お人形のお顔を制作しています。
職人は、もちろん人形を制作しますが、修理もできなければ一人前ではありません。
今日は、雛人形の修理もしました。
自分で制作したお人形はもちろん、時には江戸時代、明治時代などの古いお人形の修理や修復をすることもあります。
修理をしていると、その時代の職人さんと同じ気持ちになります。一生懸命制作しているんだなと感じたり、丁寧な仕事をしているなと感じたり、とても勉強になることばかりです。
きれいになったお人形は少し微笑んでいるように見え、お客様に喜んでいただけると、私もとても嬉しい気持ちになります。
本日もたくさんのご来店、誠にありがとうございます。
江戸時代には当たり前にあった桐塑胡粉仕上げの技術を伝える職人は、今では日本で数人になってしまいました。桐塑胡粉仕上げでしか表現できない温もりや質感、美しさを大切にし、人形を制作しています。工房での一日一日のほんの少しずつの積み重ねがいつか形になり、後世に伝えていけるような作品が出来たらいいなと思っています。
- 投稿日時:2015.4.25 19.07.27 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/14863
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