世界に一つのかわいいお顔の雛人形ができあがりました。伝統工芸です。
初めの生地
今日の岡崎は、一日雨でした。
新作の雛人形のお顔ができあがりました。
伝統工芸の雛人形のお顔制作は、桐の木の粉と糊を混ぜた生地から始まり、一カ月ほど掛けてできあがります。
生地抜きをしたお顔の土台は、2週間ほどで完全に乾燥しますので、目を入れ、胡粉を塗り重ねて仕上げていきます。
完成までには、胡粉を塗り重ねる作業を10数回おこないます。
まゆ毛やまつ毛などを描く筆仕事をし、絹毛を植えて、髪の毛結って完成します。
全国的にも珍しい、桐塑頭(とうそがしら)の雛人形ができあがりました。
天然素材を使用しておりますので、あたたかく感じるお顔となっております。
細かなところも職人が表現しておりますので、歯や舌があり、お歯黒も表現しています。
また次に同じ職人が同じように制作をしても、また違う表情にできあがるところが伝統のお顔の良いところですね。
- 投稿日時:2020.11.07 18.01.39 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/22174
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