おぼこ雛人形のお顔をつくっています。地塗り胡粉を塗り重ねています。
工房では、伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形のお顔をつくっています。
こどものお顔の雛人形ですので、おぼこ雛人形といいます。
生地が木の色をしているのは、桐の木の粉と糊を混ぜて固めた桐塑(とうそ)を使用しているからです。
胡粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせ、お顔の土台に塗り重ねていきます。
この工程を「地塗り(じぬり)」といい、伝統の桐塑頭制作の初めの塗り仕事となっております。
地塗り胡粉を塗り、完全に乾燥したら、また塗り重ねていきます。
完成までには10数回塗り重ねていきますので、非常に時間が掛かりますが、伝統のお顔にしか表現できないあたたかなお人形ができあがります。
- 投稿日時:2021.6.16 17.29.06 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/25766
登録タグ#