ひな人形の耳を表現しています。江戸時代からの伝統工芸のお顔です。
伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形のお顔です。
江戸時代から変わらない、桐の木の粉や貝殻の粉などを使用した手作りのお顔です。
表情は、一つ一つ手彫りで仕上げています。
こちらのお顔も小刀を使用して手彫りで表現していますので、世界に一つの雛人形ができあがります。
お顔の彫刻が終わりましたので、耳を表現します。
耳は、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜて練ったものを細い筆の先で取り、耳を置いていきます。
一般的な現代のお顔はシリコンの型に石膏を流し込んでつくるため、耳も初めからできた状態ですが、伝統のお顔は、一つ一つ作り込んでいきます。
耳を表現しました。
次はいよいよ最後の仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねていきます。
全国的にも珍しい雛人形のお顔をつくる工房です。
- 投稿日時:2021.6.21 18.22.30 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/25823
登録タグ#