ひな人形の舌を表現しています。江戸時代からの伝統工芸です。
工房での江戸時代からの伝統工芸の雛人形のお顔制作です。
今日は、舌を表現しました。
人差し指の先に置いてあるのは、小さな舌です。
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせたもので表現し、彩色をしました。
桐塑頭(とうそがしら)の雛人形のお顔に、一つ一つ舌を表現していきます。
昔ながらの雛人形のお顔は、口が奥まで開いており、舌などの細かな部分にも職人の手が入っています。
現代のシリコンを使用する石膏頭(せっこうがしら)は、このような細かな工程は省略されておりますので、桐塑頭が完成するまでには時間も手間も掛かっています。
次は、歯を表現してお歯黒にしていきます。
桐塑頭は、一つ一つが特別です。
- 投稿日時:2021.8.02 19.44.14 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/26321
登録タグ#