桐塑胡粉仕上げの雛人形をつくっています。中塗り胡粉を塗り重ねました。
江戸時代からの伝統工芸の雛人形制作です。
真ん中の塗り仕事の「中塗り(なかぬり)」をするために中塗り胡粉を練りました。
中塗り胡粉は、貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせて練るのですが、分量を見極めることに経験と勘が必要になります。
伝統の桐塑胡粉仕上げ(とうそごふんしあげ)に中塗り胡粉を塗り重ねました。
桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑(とうそ)を土台として、胡粉を塗り重ねて仕上げますので、桐塑胡粉仕上げといわれています。
今年の新作のお顔です。
刷毛(はけ)で胡粉を塗り、乾燥したらまた塗り重ねていきます。
この作業を6回ほど繰り返し、きれいで深みのあるお肌に仕上げていきます。
明日も塗り重ねる予定です。
江戸時代からの伝統の技です。
- 投稿日時:2021.9.01 18.30.51 / カテゴリー:人形制作
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