伝統工芸士の人形製作です。中塗り胡粉を塗り重ねます。
工房では、伝統工芸士が江戸時代からの材料と技術でひな人形のお顔をつくっています。
昔ながらのお顔は、桐の木の粉と糊を混ぜた桐塑(とうそ)を使用してつくりますので、桐塑頭(とうそがしら)と言われておりますが、全国でもほとんど制作されていないほどに希少なものとなっております。
胡粉を10数回塗り重ねて仕上げていきますので、中塗り胡粉を練るために貝殻の粉を用意しました。
貝殻の粉に、膠という天然のゼラチンを混ぜ合わせて「中塗り胡粉(なかぬりごふん)」を練ります。
練った中塗り胡粉は、雛人形のお顔に刷毛(はけ)で何度も塗り重ねていきます。
職人が一つ一つ丁寧に表現しています。
- 投稿日時:2022.11.15 17.54.17 / カテゴリー:人形制作
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