上塗り胡粉を塗り重ねました。伝統工芸士の雛人形製作です。
工房では、伝統工芸士がひな人形のお顔をつくっています。
子供らしくかわいいタイプのお顔です。
桐の木の粉から手作業により表現したお顔は、ひとつひとつ違う表情になっています。
上塗りは、特別に上質な貝殻の粉とゼラチンを混ぜ合わせ、その上澄みを刷毛(はけ)で塗り重ねていきます。
一度塗り、乾燥させ、また塗り重ねて、数回おこないました。
きれいに仕上がるまで、まだあと数回塗り重ねます。
伝統の桐塑頭(とうそがしら)はできあがるまでにとてもとても時間が掛かりますが、それだけ味わいのある特別な作品に仕上がります。
現代では日本でも数える程しか作られておりませんが、あたたかなお顔をいつまでも大切にしたいという思いで作り続けています。
- 投稿日時:2022.12.27 18.11.19 / カテゴリー:人形制作
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