市松人形の男の子のお顔を作っています。仕上げの胡粉を塗り重ねました。
工房では、伝統工芸士が市松人形の男の子のお顔を作っています。
江戸時代から変わらない技術技法で作る大変珍しい桐塑市松人形(とうそいちまつにんぎょう)です。
目鼻口を小刀で表現しましたので、仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねます。
伝統のお顔は手彫りで作りこんでいますので、世界に一つのお顔に出来上がります。
上塗り胡粉は上質な貝殻の粉と天然の膠(にかわ)を使用して練り、きれいな上澄みの部分のみを使用します。
刷毛(はけ)を使用してお顔に上塗り胡粉を塗り重ねました。
一度塗り重ねて乾燥させ、また塗り重ねるという仕事を繰り返し6回から8回ほど塗り、きれいなお顔に仕上げていきます。
伝統のお顔は、一つ一つが特別に作られています。
- 投稿日時:2023.9.06 18.13.32 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/36004
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