雛人形の目鼻口を彫刻しました。伝統工芸士の雛人形制作
工房では、伝統工芸士が江戸時代から伝わる技術でひな人形のお顔を作っています。
桐塑頭(とうそがしら)の雛人形の一番の特徴は、一つ一つのお顔が違うということです。
それは、職人が目鼻口を小刀で彫刻して表現をするため、特別にできあがります。
真ん中の塗り仕事の中塗りの工程が終わり、初めに入れたガラスの目は隠れてしまいます。
目を探すと同時に、鼻や口も彫刻していきます。
とてもかわいいお顔になりました。
まぶたなどの細かな部分も手作業で表現していきます。
失敗のできない大変難しい仕事です。
すべてのお顔が特別な表情にできあがります。
次は、最後の仕上げの上塗り胡粉を塗り重ねていきます。
気の遠くなるような工程を経て、伝統のお顔は完成します。
- 投稿日時:2024.6.17 17.38.31 / カテゴリー:人形制作
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