地塗り胡粉を練っています。100年前から変わらない技術技法を守る工房です。
工房での伝統工芸「桐塑頭(とうそがしら)」の雛人形のお顔制作です。
昔ながらの特別なお顔は、胡粉を10数回塗り重ねてできあがります。
こちらは桐塑頭の制作で初めに塗り重ねる地塗り胡粉です。
貝殻の粉と膠(にかわ)という動物から取れるゼラチンを混ぜ合わせ練ります。
胡粉と膠の分量が非常に大切で、夏と冬、その日の気温などにより異なりますので経験を必要とします。
混ぜ合わせ、練ることも難しいですが、刷毛を使用して塗り重ねることも技術を必要とします。
地塗り胡粉を練った後はお顔に塗り重ねていきます。
江戸時代からの伝統の技術を守る数少ない工房です。
- 投稿日時:2021.1.20 21.00.41 / カテゴリー:雛人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/hinaninngyouseisaku/23647
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