ひな人形の歯を表現しています。江戸時代からの伝統工芸のお顔です。
江戸時代からの伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)の雛人形制作です。
今日は、歯を表現します。
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせて、歯を表現するための胡粉を練りました。
胡粉を細い筆の先で取り、歯を一本一本表現していきます。
現代のシリコンの型抜きの石膏頭(せっこうがしら)には、歯を表現する工程はありませんが、伝統工芸の雛人形のお顔は細かな部分にも職人の手が入っています。
歯を表現した胡粉が乾燥したら、筆と墨を使用してお歯黒にしていきます。
お歯黒にするのは、結婚をしている女性を表しているからです。
やさしく深みのあるお顔にできあがってきました。
次は、髪の毛を植えていきます。
- 投稿日時:2021.8.03 19.30.49 / カテゴリー:人形制作
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