五月人形はどう選ぶ?選定ポイントを徹底解説
子どもの日に男の子の健やかな成長を願いお祝いをする五月人形。
人生で一度の大切な贈り物ですのでしっかりと選んで決めたいという方も多いと思います。
今回は、そんな五月人形の内飾りの選び方についてまとめていますので
これを読んであなたもお子様に素敵な五月人形をプレゼントしてあげましょう。
購入にあたって気を付けるべき点はサイズと価格
五月人形を選ぶ際に重要になってくるポイントとしては二つあります。
それは、サイズと価格です。
一口に五月人形といっても様々な種類があり、それぞれサイズや価格が異なります。
お子様に素敵な五月人形をプレゼントしてあげるのはもちろんですが、
お家の飾るスペースやご予算のことも考えて、無理のないものを購入しましょう。
五月人形のサイズ
五月人形は種類はもちろん、飾り方によっても大きくサイズにはばらつきがあります。
例えば鎧飾りのように比較的広いスペースが必要なものもあれば
収納飾りや平飾りのように飾るスペースをなるべく抑えるように設計されたものもあります。
最近であればマンションにお住まいの方も多いため、コンパクトな鎧飾りや兜飾り、かわいい子供大将飾りを飾られる方も多くいらっしゃいます。
飾るスペースや収納スペースの広さを考えて五月人形を選ぶことをおすすめします。
五月人形の価格
基本的には五月人形の相場は3~50万円だと言われています。
五月人形の種類によって大きく価格に差が開くため、このような相場感となっています。
例えばケースに入った兜飾りや、コンパクトな五月人形の場合は3万円~8万円ほどとなりますが、鎧飾りや兜飾りのセットになりますと相場は5万円~50万円となります。
このように、価格は五月人形の種類によって大きく変わるため、どのような種類の五月人形を選ぶのかがポイントとなってきます。
種類から選ぶ
サイズと価格が重要だということを意識したら早速五月人形を選んでいきます。
まずは、種類から選びましょう。
五月人形の内飾りには多くの種類がありますが大きく分類すると鎧飾り、兜飾り、大将飾り、武者人形という種類に分かれます。
以下、簡単に説明しておりますので気に入ったものがありましたらぜひご検討ください。
鎧飾り
鎧飾りとは、鎧、弓矢、太刀、台や屏風が一セットとして構成されている五月人形です。
装飾品が多く、とても豪華な見た目をしていることでも有名です。
また一般的には他の種類の五月人形よりも大きく、中には実際に身に着けられるほど大きなサイズのものもあります。
身に着けられるタイプのものの場合、お子様の成長に合わせて毎年身に着けた記念写真を撮ってみるのも将来振り返った時に思い出深いものとなっておすすめです。
また、有名武将の鎧飾りも人気があります。
ちなみに鎧飾りの相場は10~50万円となっています。
兜飾り
兜飾りとは、兜のみで構成されている五月人形のことを指します。
鎧飾りと比べるとシンプルなデザインですがその分、飾るために必要なスペースや収納スペースもあまり場所を取らないことが特徴です。
兜がメインの五月人形ですが、付属飾りで弓矢や太刀、台や屏風がつくのが一般的です。
兜の種類も豊富で、有名武将の兜も多くあります。
特に戦国時代の武将である徳川家康、真田幸村や上杉謙信、伊達政宗などの兜は昨今の戦国ブームも受けて子供だけでなく
大人からも人気が高い五月人形となっています。
実際にお子様が着用できる有名武将の兜は、収納できるセットもございますので人気が高い理由の一つでもあります。
ちなみに相場は5~30万円となっています。
大将飾り
大将飾りとは、男の子が衣装を着たお人形や甲冑をまとったお人形のことです。
お人形と台と屏風、かわいい鯉のぼりや兜など自由に組み合わせて飾る、近年人気の五月人形のひとつといえるでしょう。
大将飾りの男の子の顔は幼いものが多く、そのため鎧飾りや兜飾りよりもかわいらしく愛おしいデザインのものが多いのが特徴です。
通常は人形と一緒に、飾り台や屏風、付属などの飾りがセットになっています。
またお子様に似せて伝統工芸の桐塑頭で子供大将を制作する「わくわく赤ちゃん大将」は、職人がお子様の為にお顔を制作し、衣装のデザイン、台や屏風、付属品もお選びいただける、お子様だけのオンリーワンの五月人形となっておりますので、人気が高い大将飾りとなっております。
ちなみに相場は5~30万円となっています。
武者人形
武者人形とは、歴史上や伝説上の人物をかたどった五月人形のことを指します。
お子様が伝説の英雄のように強く優しくたくましく育ってほしい。という願いを込めて飾るお人形です。
武者人形の種類としては馬乗り大将や弁慶、鍾馗などが有名です。
特に馬乗り大将は高い人気を誇るお人形となっています。
戦乱の時代、馬は移動の手段としてではなく馬乗主の疲れを軽減させ、戦況を有利に運び、勝ち続けるために必要とされておりました。
そのことから五月節句において「飾り馬」はお子様の成長の過程で起こる困難に打ち勝つことを祈願するお守りとなりました。そして、馬乗り大将は降りかかる災難を鎧で守り、馬にまたがり勝ち続ける「勝負に勝つ」ことを意味し飾られます。
付属飾りは自由に選ぶこともできるものが多いため、お子さんと一緒に楽しく選ぶのもいいでしょう。
ちなみに相場は3~15万円となっています。
飾り方から選ぶ
五月人形の種類を選んだあとは、飾り方も選んでみましょう。
五月人形には様々な飾り方があります。
代表的なものには平飾り、段飾り、収納飾り、ケース飾りなどがあります。
それぞれについて簡単にまとめていますのでぜひ五月人形を選ぶ際の参考にしてください。
平飾り
床飾り
平台飾り
高床飾り
平飾りとは五月人形の代表的な飾り方のことです。
平飾りの中でもさらに床飾り、平台飾り、高床飾りという三つに分かれます。
床飾りは直接床に緑の毛せんを敷いて五月人形を飾るというものです。「床の間」に毛せんを敷き、鎧や兜を飾る場合もあります。シンプルに飾ることにより、五月人形が引き立つ飾り方となっております。
平台飾りとは飾り台の上に五月人形を飾るというものです。
飾り台の下には緑の毛せんを敷いて飾る場合が多く、お手入れや片付けの際に比較的簡単な飾り方となっています。
飾り台や屏風、弓太刀などの付属品をそれぞれ組み合わせて選ぶという買い方もできるので、実際の店舗で相談してみてください。
最後に高床飾りとは、高さのある平台に飾るというものです。
高さがあるため非常に映え、平飾りの中では最も豪華な飾り方といえます。
収納飾り
収納飾りとは、コンパクトに飾れるため昨今人気の高い飾り方のひとつになっています。
飾り台に、鎧や兜、子供大将などの五月人形だけでなく、弓や太刀などのお道具も収納できるセットとなっております。
場所を選ばずお飾りいただけるほか、簡単に飾り付けができ、一箱に収まる五月人形となっております。
段飾り
段飾りとは、五月人形を雛人形の段飾りのように飾るものです。
五月人形の段飾りには、二段飾りと三段飾りと五段飾りがあり、主流なのは三段飾りとなっています。
通常は一番上段に主流になる兜や鎧、お人形を飾り、二段目に三品、軍扇、陣太鼓、陣笠を飾り、三段目に三宝や鯉のぼり、吹き流しなどお好みで飾ります。
こちらの五月人形を飾るためには、広いスペースを必要としますが、その分たくさんの種類がある五月人形の中でも最も豪華な飾り方となっております。
ケース飾り
ケース飾りとはその名の通りケースの中に五月人形が飾られているものです。
コンパクトな鎧飾りや、兜飾り、大将飾りや武者人形などの種類があります。
こちらは全てがケースに入っているため、用意や片付け、お手入れがとても簡単で、
場所を選ばずお飾りいただけることもポイントの一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人生で一度きりの五月人形。素敵な五月人形と出会うことが一番です。
ご購入をご検討されている方、また悩まれている方でもお気軽に弊社にお問い合わせください。
大切なお子様の素敵な五月人形を一緒に探しましょう!!
当店では関東の伝統工芸の五月人形から京都の金箔押しの五月人形、味岡映水作のかわいい子供大将まで幅広く展示しております。お気軽にご相談くださいませ。
- 投稿日時:2020.4.14 23.39.26 / カテゴリー:コラム
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