人形制作に使用する膠です。昔ながらの材料を大切にしています。
工房では伝統工芸士が100年以上前から変わらない材料と工程で人形のお顔をつくっています。
これは膠(天然のゼラチン)です。
最後の仕上げに塗り重ねる上塗り胡粉を練るために使用します。
江戸時代からの伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)は、胡粉を10数回塗り重ねて仕上げていきますが、上塗り胡粉は最後の仕上げですので、特に上質な膠(にかわ)を使用します。
胡粉と膠の分量も季節や気温により異なりますが、熟練の職人の勘により決めてきます。
伝統工芸のお顔を制作するためには技術も必要ですが、経験も大切です。
- 投稿日時:2022.3.31 21.11.07 / カテゴリー:人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/30337
登録タグ#