五月人形のお顔に塗り重ねる胡粉を練りました。伝統工芸士の人形制作です。
工房では、伝統工芸士が五月人形の子供大将のお顔をつくっています。
江戸時代からの伝統工芸の桐塑胡粉仕上げ(とうそごふんしあげ)の技術を守る数少ない工房です。
今日は、胡粉(貝殻の粉)と膠(天然のゼラチン)を混ぜて地塗り胡粉を練りました。
4月ですが、夏日でしたので胡粉と膠の分量の調整も通常とは少し異なります。気温により微妙に分量も異なりますので、熟練の職人の経験が必要になります。伝統的工芸品のお顔をつくる技術も難しいのですが、材料をきちんと調整することもまた経験を必要とします。
胡粉を刷毛で何度も何度も塗り重ねて一カ月以上掛け丁寧に作り上げていきます。
- 投稿日時:2022.4.10 21.19.52 / カテゴリー:五月人形制作
- https://ajioka.net/blog/seisaku/30501
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