ひな人形のお姫様の結髪をしています。髪の毛には絹毛を使用しています。
工房では、伝統工芸士がひな人形のお姫様の髪の毛を結っています。
絹毛の毛先に糊を付けて一つ一つのお顔に植えていきます。
毛植えの糊が乾いたので、クシと糸と糊を使用してきれいに結髪(けっぱつ)をします。
ひな人形の髪型は、平安時代から歴史のある「おすべらかし」です。一般的な雛人形でイメージされる髪形となっています。
おすべらかしの髪形は、お顔に土台を取り付けて、その上に糊で張り付ける形で結っていきます。
江戸時代からの伝統工芸のお顔と土台は、現代の雛人形のようにシリコンの型で表現はされておらず、同じものはないため、手作業により合わせていくことがとても時間が掛かります。
職人が100年以上前から変わらない工程で制作する工房です。
- 投稿日時:2022.10.04 18.38.13 / カテゴリー:人形制作
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