雛頭製作です。目を彫っています。江戸時代からの伝統工芸の技術です。
工房では、伝統工芸士が昔ながらの材料と技術でひな人形のお顔をつくっています。
伝統の桐塑頭(とうそがしら)のお顔は、現代のシリコンの型に石膏を流し込んで、目、鼻、口を表現する石膏頭とは工程が違い、職人が一つ一つ小刀を使用して表情を仕上げていきます。
ガラスの目を入れた後に、貝殻の粉と天然のゼラチンを混ぜ合わせた胡粉を塗り重ねていきますので、目は胡粉で隠れてしまいます。
ガラスの目を探すと同時に、お顔を彫刻していきます。
朝から晩まで、毎日毎日修業をして、10数年ほど掛けて技術を習得した伝統工芸士が丁寧に作る工房です。
- 投稿日時:2022.12.22 18.39.42 / カテゴリー:人形制作
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