工房では、伝統工芸士が五月人形のお顔をつくっています。

五月人形のお顔に塗り重ねる胡粉をつくるために膠（にかわ）を用意しました。

膠を水と一緒に煮て、貝殻の粉と混ぜ合わせて胡粉を練り、刷毛を使用して１０数回塗り重ねて仕上げてきます。

塗り重ねる際には、一度塗り、乾燥をさせてからまた塗り、その間に目、鼻、口を彫刻をする工程など、伝統工芸の桐塑頭（とうそがしら）のお顔をつくるまでには一カ月以上掛かります。

昔ながらのお顔をつくる職人も全国でも僅か数人となってしまいましたが、あたたかなお顔をいつまでも残していきたいと思っています。

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