やさしいお顔のひな人形です。伝統工芸の桐塑頭(とうそがしら)です。
味岡映水作 伝統工芸 桐塑頭(とうそがしら) 雛人形
貝殻の粉と膠(にかわ)を混ぜ合わせた胡粉を何度も塗り重ねておりますので、あたたかなお肌にできあがりました。
雛人形のお顔は、現代では伝統工芸で制作されているものは本当に希少です。
桐の木の粉や貝殻の粉を使用する江戸時代のお顔と、シリコンの型に石膏を流し込んで作るお顔とありますが、現代では石膏を使用するお顔が一般的なつくりとなっております。
少しほほ笑んだお顔は、ひとつひとつが手作りの為、歯や舌なども表現しています。
お殿様もやさしく品のあるお顔にできあがりました。
伝統工芸の桐塑頭のお顔は、10年、20年と毎年飾ることにより、深みやツヤが出てくるのも特徴の一つです。桐の木の粉と糊を混ぜて固めた土台に胡粉を10数回塗り重ねて一カ月以上掛け丁寧に作り上げているからです。
100年以上前からの作品も残っておりますので、末長く大切にしていただけるお顔です。
店内では、伝統工芸の桐塑頭のひな人形を中心に展示しております。
ご来店を心よりお待ちしております。
- 投稿日時:2021.11.03 19.33.27 / カテゴリー:雛人形
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